ロゴをよく使う方へ(パスのオフセット機能を使わないオフセットの方法)

パスのオフセット機能って、単純な虹や単体のオブジェクトにはとっても便利なんですけど、ロゴなど複数のパスに使用する場合、あとでちょこちょこ手間が掛かりちょっとイラッとする方いませんか?

プレビューのチェックをオフセット値を変える度にON-OFFしたり、オフセット後、もとのオブジェクトとグループになってしまったり、それが面倒くさくて最初からグループ解除してオフセットし、色替えのためにグループ化すると右端のパスを残し、あとはみんな前面に出てきちゃったり、いつもなんでかなぁって不思議に思います。

今回は、パスのオフセットと同じ効果で、もっと簡単な方法の紹介です。

オフセットしたいオブジェクトを選んで⌘C(コピー),⌘F(前面にペースト),⌘2(ロック)。
これで背面のオブジェクトしか選択できません。
Windowsの場合、⌘キー=controlキーで。

背面のオブジェクトの色を変え、線を付け塗りと同じ色にします。

そのまま線のポイントを上げていきます。小数点以下も入力できるので、微妙な幅に調整できます。

これでオフセット作業は完了です。

その後、パスをアウトライン化し合体(パスファインダー)します。

線をアウトラインしておくと、後で色を変えるときに塗りを変更するだけで済みます。
合体は、アンカーポイントが減ってすっきりするので必ずしておきます。
(写真は前面オブジェクトを隠しています)

これで、あとからグループ解除したり再度グループにしたり、背面に送ったりプレビューのチェックをON-OFFしなくても簡単に様子をみながらオフセットができます。